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おならを隠蔽する世界に生まれてきた感想文

世界に「?」を向ける考えすぎる人
自作画


とりあえず人間は馬鹿だなという率直な感想を抱かざるを得なかった。


戦争を起こすこととか、誹謗中傷もそうなんだけど、それ以前におならをする生き物なんだってことをすぐ忘れてしまう。それが一番間抜けだったなってことなんです。


おならをするのに何で戦争を起こすんだろうと思うかもしれないけど、おならをする生き物でありながらそれを忘れてしまったり、隠そうとすることに全ての災いの原因があった。


自由におならを解き放つことが出来れば、ヒトラーやプーチンも単におなら臭い人生を歩んでいたのだろうし、暴力団員の人たちも明るく笑いながら人生を楽しめたのだろう。


21世紀頃にはインスタやツイッターで嘘ついてフォロワーを増やすとかいう虚しい行為が流行っていたが、「何でおならするのにこの人たちはおなら以上に胡散臭いんだろう」と思って眺めてたし、「あ、別に無理して産まれなくても良さそうな世界だな」という感想を抱かざるを得なかった。


だからそうだな可愛いおならをする、強か(したたか)で腹黒い女の子は若い内だけ適当にちやほやしといて、ババアになったら手のひら返しして完全に無視してやればいい、そんな雰囲気だった。


そういう風におならをしながらくだらない歴史を繰り返すのがすごい暇だったし、「何でこの人たちはみんな他人と同じことをしたがるんだろうか。どうせ同じことを繰り返すなら無理して生まれてこなくてもいいんだけど」と思いながら路上に唾を吐き捨てていた。


アニメキャラみたいなおなら臭い人たちに自分のセリフを代弁させる雰囲気も単純に気持ち悪く、何でこの人たちは褒めてほしくてたまらないのに謙遜したフリして「おならしてみた!」とかホザいてるんだろ、すげーくだらねえ時代を代弁してるキャラだなあ、時代の大便者みたいだし、赤ん坊のうちに踏み潰して殺しておけば良かったと後悔しない日はない。


世間体のために子供を産むのも飽きてしまったオレは暇つぶしに女をひたすら眺めたり、髪の匂いをくんくん嗅いだりしていたが、改めて考えると性欲めんどくせえなあ、という気持ちになってきて、男も女もゲイもビアンも全て差別されたらいい、と思うようになった。


一方で、自由におならをする動物たちもかなり馬鹿だと思ってる。少しは反省したらどうなんだ?と思うし、知的な人間なんて一人も居ないんだってこと、どうあがいても知的生命体にはなれないんだってことにも絶望してしまった。


それでもおならをしながらダンスを踊るTikTokの女の子たちを見てると、金払うから触らせてくんねーかな、と思うし、スタバで純粋な気持ちで事件を起こすのも可愛いのかもしれない。


この世には8才のクソガキと14歳のクソガキに加えて33歳のクソガキと56歳のクソガキ、60〜80代のクソガキ、それと少量の90100thアニバーサリーを迎えたわけのわからない生き物しかいないんだってことに愕然としたし、ガリバー旅行記の作者はかなりのむっつりスケベだと確信してしまった。


そしてジャニーズとEXILE、美容師、ガクト、誰が一番胡散臭くておなら臭いんだろうか、という無理難題な疑問符を自らに課したオレは人生の9割を諦めざるを得なかった。


だが残りの1割は楽しかった。


プロ野球選手を挑発して逃げ出したり、大して野球が好きでもない野球好きの女に男性の暴力性を説いたり、お相撲さんのような心を持った男性を全力で動かしたりする喜びに満ちた人生だった。そんな風に素直に物事の真髄を追求できたことは本当に楽しかった。


馬鹿なオレよりもさらに馬鹿な生き物たちのおかげで悟りを開くことができたし、一線を越えたようでその実きわめて常識的な行いが出来た。


ちなみにオレはまともな音楽を作る人間が好きだ。クズでもかまわない。少なくともEXILEAKBよりは本当に生きてる価値があるから一般ウケしなくてもいいから死ぬまで音楽を作り続けてほい。陰ながら応援してるよ。屁ーこきながらね


ではこれからもおなら臭い世界に洗脳されたり逆に洗脳されきれない自分を悔しがりながらおならじみた生涯を送ってくださいね


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