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性欲に悩まされ続けた40年 (ADHD・双極性障害と性依存症)


ADHDや双極性障害(躁うつ病)、これらと併存しやすい境界性パーソナリティ障害の人は脳の報酬系を刺激する依存物質(アルコール・カフェイン・麻薬)や行為(ゲーム・SNS・ギャンブル・性行為)に依存しやすいらしく、オレも各種依存症に悩まされてきた。


ストレス耐性がなく、ちょっとストレスが溜まるとすぐ快楽行動に走ってしまう。


特に苦悩してきたのは性依存症で、幼稚園児の時に性的快楽を覚えて以来常に悩みの種だった。毎日のように変態オナニーをしまくり、女性の後を付けまわして髪の匂いを嗅ぎまくり、痴漢衝動に駆られながら生きてきた。


若い頃には後ろ姿を盗撮したこともあった。女性の後ろを追いかけずにはいられない所があって、8才くらいの時には女の子の後ろ姿を観察する内容の詩を書いていた。


全てのADHDや躁うつ病の人間が性依存症とは限らないが、依存症の人は多いだろう。


オレは映像や図形、音などを処理すると言われてる右脳が活発なせいか、女の丸みを帯びた身体のラインとか、デカいオッパイとか、風になびく長い髪とか、派手な茶髪とかに過剰に反応して興奮してしまう。ヒールの音を聴くだけでもう興奮してしまう。


頭を切り替えられない性質も相まって、街で見かけた女性の姿が頭から離れず、その女性に似たAV女優を探してシゴいたり、OLのパンストに興奮したらパンスト物の動画や画像を検索してシゴかないと気が済まなくなる。


このようにすぐに興奮させられて人生の貴重な時間を削られる一方で、エロい格好をした女たちは淡々と道を往来してることにむしゃくしゃし、彼女たちに暴力を振るう妄想にふけったり、ヒール靴を脱がせて投げ捨てたい衝動に駆られたりしてきた。


いちいち発情させられるのに嫌気がさして、自分自身が女になればいいと考え、ウィッグを被って女性用のレオタードを着ながらオナニーをしたり、お尻の穴に指を突っ込んだりもしてきた。


アスペルガーな性質もあるせいか、「勃起する = 抜かなくてはいけない」みたいな思考になる。ある意味では真面目ともいえる。


酒などと同様に、オナニーをし過ぎるとストレス耐性が無くなってしまうし、刺激過敏やHSPも悪化する。以前、日常のちょっとした刺激ですぐにオーガズムに達してしまうことに耐えられず自殺した女性のことがニュースになったが、オレも乳首をいじり過ぎたせいでシャツやイヤホンのコードがちょっとシャツに触れただけで「あっ…!」と悶えるようになってしまった。ドMなオレが本格的な前立腺開発を避けているのは、日常生活に致命的な支障をきたしかねないことを懸念しているのが理由だった。


自尊心の低さも各種依存症の要因なのだろう。


ADHDや双極性の人は衝動の制御が出来ないため、失敗を繰り返したり親や教師に叱られたり体罰を受けやすく、それによって人生早期に自尊心が崩れるパターンが多いらしい。


そうやって形成された「どうせ自分なんてダメな人間」という自己イメージによって、行動が無意識に自虐的な方向へと向かってしまい、依存症からもなかなか抜け出せない。人がいったん築き上げた自己イメージを変えることは難しい。依存症を治すには自己イメージを変える必要があるが、ADHDの場合は脳を手術しないと治らないだろう。薬も絶対的なものではないし、逆に薬依存にもなりかねない。完全にまともな人間になるのはもう諦めたほうがいい。


生まれながらのサイコパスでもない限り、人は本来「親や社会に褒められたい、認められたい」という欲求に従って行動するが、それが得られないと代替行為を求めるようになる。ネグレクトや虐待を受けると逆に「叱られたい、嫌われたい」という欲求に変わる。「性欲を我慢をしたり社会ルールに従って親や社会に認められる快楽」を全く理解出来なくなる。


一方で、酒やタバコもやらずに規則正しく真面目に生きている人間は逆に「規則依存症」とか「健康依存症」とも言える。結局、人は何らかの依存対象無しでは生きられない。


親の愛を全く受けなければ特に葛藤もなくシンプルにAV業とかの方向へ行けたんだろうが、中途半端に愛情と暴力を受けてきたオレは「褒められたい」と「叱られたい」をランダムに繰り返すことになり、気分も行動も価値観もめちゃくちゃな人間になってしまい、性に関しての価値観も極端に揺れ動くようになった。その結果、AV男優にもなれず、オナニーを辞めることも出来ずに葛藤する羽目になった。


変態なことをしてると、性欲があまり無い人やノーマルな性質の人に対してどうしても引け目を感じてしまい、気さくに話しかけたりすることも出来なくなってしまう。元々社交的なところもあったオレだが、変態性欲のおかげで、コンビニで働くごく普通の女の子やパートのおばちゃんに明るく話しかけることが出来なくなってしまった。


オレの綺麗な部分を寄せ集めたような音楽を聴いてフォローしてくれた女性にも、こんな変態な記事を見たら幻滅されるだろう。それでも自分の綺麗な面も汚い面もありのまま表現したいからあえてこの記事を書いた。


オレはよく美しいコードとメロディに乗せて卑猥な歌を歌うことがよくある。(その後馬鹿らしくなって歌詞を書き直す)


自分が(自分の作品に責任を持たなくてはいけない)シンガーソングライターではなくただの演奏家やリスナーだったらここまで葛藤する必要もなかったのかもしれない。オナニーをした後、そんな穢れた自分を否定するかのように綺麗な曲を聴いたりギターで爽やかな曲を弾くことがしょっ中ある。


そんなオレも40過ぎて性欲もだいぶ衰退し、もうどうでもよくなってきてはいるがそれでも女性をジロジロ眺めてしまう日々を送っている。


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